就活、決めました。第一弾
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総合商社 内定
岡田 大智

―総合商社を選んだきっかけは何だったのでしょうか?
四季報を見ていて商社だけ年収がほかの職種よりも多かったんです。そこで、この人たちはこんなに高い給料をもらって何をしているのだろうと気になったことがきっかけでした。大変だけど、その分商社は意味のある仕事をしているのだろうと考えていました。
―たしかに商社は仕事量が多いというイメージがあります。他には商社にどんなイメージを抱いていましたか?
新しいことをしていて、勢いがあるというイメージがありました。朝方勤務を採用していたり、プレゼンでフラッシュプレイヤーという特殊な方法を用いていたりして、常に新しい会社の形を取り入れているように感じていました。
―商社は人気も非常に高いと思うのですが、岡田さんはいつから就活の準備を始めましたか?
自己分析し始めたのは12月からで、業界研究と業種研究を行ったのも12月でした。就活が終わってみて思うことはたくさん準備することが重要だということです。たとえば就活の準備には「自己分析」、「業界研究」、「業種調べ」の3つがあるんですが、これらを深く研究することはその後のES通過と面接をうまく進めることに繋がるんです。この3つを自分のあたまの中で理解できないとESが薄い出来になってしまったり、面接で質問の答えに困ってしまうこともあると思います。だからこそ、この3つを研究することには時間をかけました。
また、ESは何回も書き直すことが大切だと感じました。僕の場合は12月から就活がはじまって、その後4月までずっと書き直していましたね。ゼミの先生が「文章は一週間ごとにかけ」と言っていたので、文章を書いて一週間寝かせて、また書き直すという作業を4か月間繰り返していました。それを続けることで、次第に自分でも納得できる文章が書けるようになったんです。
それに、ESは出して終わりではなく提出後もそれを中心に面接が行われるので、より伝わりやすい言葉に変える工夫は常にしていました。
同志社大学 法学部
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―3つの準備をすることが大切とのことですが、岡田さんはどのように自己分析をしていましたか?
自己分析をするために重きを置いていたのは、学生時代頑張っていたことを分析することです。頑張ってきた行動に対し、なぜそれをしようと思ったのか分析すると、自分のパーソナリティが出てくるんです。そのパーソナリティを形成した出来事は何だったのかを考えると以前の自分の話に戻っていく。中学時代こんなパーソナリティがあって、れがあったから今こんな活動をしていますという風に逆算していくことが大切なのではないでしょうか。面接官によっては中学高校時代どんな子だったか聞いてくる人もいるので、昔と今の自分に一貫性を持たせるといいと思います。
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就職活動ってなんだ?
そんな疑問を解決するため、今回は就職活動を終えた4回生にインタビューをさせてもらった。第一弾は総合商社に内定した岡田さん。
僕たちよりも一足先に社会へ出る彼が、就活のとき何を思い、何を感じたのか。僕たちの就職活動のヒントを探る。また、彼が内定先の職業を選択したきっかけについても聞いた。
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―それでは、岡田さんの考える学生時代にしておいたほうがいいことは何ですか?
話のネタ作はしておくべき。ゼミだったり、サークルだったり、何でもいいので今できることをしっかりやることが後になって役に立ちます。
あとはインターンに行くことをお勧めします。その業界について何も知らないまま説明会に行くのと、事前にインターンに参加し、すこしでも企業のことを知ってから行くのとでは、意味合いも理解度もぜんぜん違うんですよね。
それにインターンに行くことで、合う業界合わない業界見分けることができる。だからこそ、まったく興味がないような業界のインターンにも積極的に参加するべきなんじゃないかと思います。
―ちなみに岡田さんはどんな経験を活かして就活で勝負しましたか?
主にサークルのことを話していました。大会運営で気を遣ったこと、他大学の学生をどうやって惹きつけるかだったり、そのプランディングを話していました。他には、ゼミやアルバイト。話せることは何個か作っておいた方がいい。
―これから商社で具体的に何をしていきたいですか?
配置される部署にもよるけれど、法務に行きたい。僕ができるのは会社のためになることをするだけです。自分にできることなんてとても小さなことだけど、商社は会社の規模が大きいので、その仕事が少しでも日本のため、世界のためになってくれればいいと思います。
