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就活、決めました。第二弾

06

テレビ局 内定

   吉田 一世

同志社大学 法学部

就職活動ってなんだ?

そんな疑問を解決するため、今回は就職活動を終えた4回生にインタビューをさせてもらった。第二弾はテレビ局に内定した吉田さん。

僕たちよりも一足先に社会へ出る彼が、就活のとき何を思い、何を感じたのか。僕たちの就職活動のヒントを探る。また、彼が内定先の職業を選択したきっかけについても聞いた。

 

1

―企業選びのきっかけは何だったのでしょう?

 

 高校の頃にお笑いをやっていて、そのとき一度だけお笑いの大会に出たことがあるんです。それがなんと決勝まで行けて、その様子が全国放送された。
 わーって反響がありました。知らない人に「見たよ」と言ってもらえて、テレビの影響力はこんなに大きいんだ、と肌で感じたのを覚えています。
 大学に進学するときにお笑いのコンビを解散することになったんですが、解散するときは進学するか、吉本に入るかでだいぶ迷ったんです。けれど大学に進学すれば、もっとやりたいことが見つかるんじゃないかと考えて大学へ行くことを選びました。相方の方は芸人になるために、吉本に入って、今は「粗品」という名前で活躍していますぜひ見てみてください。
 けれど就活をしているときに、お笑いをやっていたときの自分が一番輝いていたなっていう思いがあって。それならばお笑いのように人を笑わせられるような、楽しませられるようなことをしたい、というのを軸に企業選びをすることにしたんです。その中でも一番影響力が強くて楽しませられるのがテレビなんじゃないかなと考えていました。

2

テレビ局にはどんなイメージがありましたか?
 

 実をいうと、ここのところテレビ離れが進んでいると言われていたりマイナスなイメージもあったんです。けれど自分で作りたいものがしっかりしていれば自分次第で番組を0から作れるので、かっこつけて言えば、可能性に満ちた世界だと感じて
いました。

 

3

―そして念願のテレビ局に就職することが決まったのですね。それでは就活のことについてお聞きします。吉田さんは就活の準備をどのくらいの時期から始めましたか?
 

 3回生の夏からはじめました。インターンの説明会に行ったことが就活を考えるきっかけになりました。インターンを通し
て今の自分がどこまで通用するのかということを把握したかったんです。
 インターンは参加することもそうだけど、受けることが大事だと思います。結構落ちたりもして。こういう話は面接であま
り受けがよくない、ということを就活の本番で理解していたのでは遅いんですよね。
 だからこそ、インターンに参加することは、実際の就職活動の対策として役に立ちました。準備をかなり早い段階からすることができた、とも言えます。

 

 

―準備と言えば、面接では何か自分がしてきた経験を話すこと

になると思うのですが、吉田さんは自分のどんな経験を準備
していたんでしょうか?

 

 漫才のこともそうですが、あとは海外に1歳から13歳までいて、その中でもアメリカに住んでいたころの記憶が残ってい
るので、その経験を生かした強みを話していましたね。自分はどちらのテレビも見ているからこそ、それぞれのテレビの良し悪しがわかるし、そこから日本のテレビにはこんな可能性がある、ということが言える。具体的な経験をしていれば、それは自分の強みになるんです。

 

4

―では就活全体を通して、大切だと思ったことは何でしょう

か?
 

 なんと言っても、やはり早く動き出して本当に良かったと感じています。夏にインターンに行って得たものはすごく大きかったし、そこで他大学の友達ができるんです。同じ目線でがんばっている仲間がいることは精神的にも大きかったと思います。そして情報交換を通じて就活に必要な情報を準備していけたことが、テレビ局の内定に繋がっていると感じました。就活の準備にかける時間が多いほど、就活はうまくいくんじゃないかなと思う。
 

 

―では最後に、これからテレビ局で何をしたいか教えてくださ  

い。
 

 野望言ってもいい?もともとコンビ組んでた相方はもう芸人の世界に飛び込んでいってて頑張っていて、お互い解散するときに言っていたのは、また違う形で一緒に仕事ができればいいなって。そして今、僕はテレビ局に就職していて、相方はお笑い芸人になる努力をしています。ですからいつか僕が作った番組に相方が出て、彼と一緒にまたおもしろいもの作りをすることが、今の僕の夢です。

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